ヤマトタケルの正体 /関裕二

関裕二の古代史シリーズです。この人は主に奈良以前の歴史を専門に扱う歴史作家で、時代的に日本書紀の謎解きを“売り”にしています。今回のテーマはヤマトタケルです。ただ、この人の他の著書もそうなんですが、タイトルに取り上げた人物が論旨になるのでなく、結局は「蘇我氏が天皇家だった」とか「神宮皇后が台与だった」とか、著者のお決まりの仮説に話を持って行っちゃたりします。本書もそんな感じ。
 ヤマトタケルは古代史に燦然と輝く英雄です。景行天皇という比較的歴史的な時代の話にも係わらず、明らかに神話的な嘘っぽい人物として描かれています。実際にはヤマトタケルという創作の人物に、歴史の狭間に葬られた闇の真相が仮託されているのではないか、というのが本書の要旨です。結局は、言いたい事は、いつもと同じなんですけどね。

ヤマトタケルの正体 (PHP文庫)
PHP研究所
関 裕二

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