破船 /吉村昭

嵐の夜に火を焚いて、導き寄せられた漂着船を襲って積荷を奪う。そういう風習がある寒村の話です。どうも、能登っぽい舞台設定だな……と思ったら、本当に能登にそういう風習の村があったようですね。流石に、意図的に誘き寄せることまではしていないと思うのですが。でも、まぁ消極的な海賊みたいなものか。初期設定が既にドン底っぽい惨憺たる状況なんですが、そこからさらに堕ちていく。まぁ、悲惨の一言に尽きます。生きていくって、辛いことですね。話自体にはモデルはないみたいです。その所為か、どうも話に起伏と言うか面白みがないなぁ。まぁ、『漂流』とか『破獄』とかも淡々としているのにつまらなくないのは、事実と言うバックボーンがあるからなのかな?


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吉村 昭

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